街の酒屋さんを守るための法律
2015年04月15日
各地域に昔からあった酒屋さんが今消滅しています。これらを守るために今国会で「酒税法等に関する法律の改正案」を成立させることを昨日自民党で決めました。
コンビニや、安売り酒店の登場で、街の酒屋さんは7万件が姿を消しました。3500人の方々が自殺や失踪に追い込まれています。酒屋さんは地域の中で昔から、中心的存在でした。それが廃れてしまうということは、地域消滅の象徴でもあります。
そこで、数年前からあまりにも不当な安値で販売するディスカウントストアーは、研修も受けて、店員も置いてしっかりとした販売をして欲しい、ということで今回の法律改正になりました。また日本ほど酒の販売が自由な国はありません。中毒性を持ったアルコール類ですから青少年の影響も考え、特に欧米では販売時間や販売年齢を厳しくしています。
我が国も一定の規制は必要と考えて今回の法案提出となります。私は法案提出のための事務局長をしていますので、国税庁や法制局との話し合い、団体の要望引き受け、野党との話し合いなど、この1年かなり走り回りました。
これから野党との最終調整と自民党内の党内手続きに入ります。野党が全党賛成すれば、議員立法ですので委員長提案で質疑なしで成立します。しかし、マスコミの一部からは消費者にとって不利であるとか、安売りを規制すべきでないという報道がされています。
国民の健康は守らなくてはなりません。物は安ければいいというものでもありません。それに地域再生のためにも何としてもこの法律改正は実現させたたいと考えています。