農協改革は大筋で合意か

2015年02月09日

 今朝、朝一で上京の予定だったんですが、農協改革の会合が急遽組まれ、昨夜の最終で上京しました。
 昨夜の自民党と全国農協中央会の会談で、政府・自民党案を全中が大筋で合意するようだとの情報がありました。今日はその全中の結論を待って、自民党の農協改革プロジェクトが開催されます。昨夜の情報だと、全中を法律に明記された特別の団体から経団連のような一般の社団法人にすること、監査は全中が持っている全国JA監査機構を一般の監査法人にしたうえで、各単位農協が監査先を選択できるようにすること、などで意見が折り合ったようです。
 ここまでは、私も仕方ないと思います。問題はこれからです。正組合員と准組合員をどのように扱っていくのか、都道府県の中央会をどのような位置付けにするのかなど細かに詰めなければならない点は残っています。ここからが難しいところです。
 しかし基本は単位農協が成り立っていくようにすること、それが農家の所得向上につながること、そして地域が活力と緊張感を持つこと、忘れてならないのは地域の協同の精神が崩れないこと、です。この基本を大切にして残りの詰めの作業をやっていけば、必ず出口はあると考えます。そのためには丁寧に、感情的にならずに作業と話し合いを進めていくことです。
 今日からが第2弾になります。