箇所付けという作業

2015年02月04日

 26年度補正予算が成立し、これからは27年度予算案の成立に向けて走ることになります。今週は地元の市町村長さんたちの訪問が相次いでいます。これは箇所付けで少しでも有利な予算をもらうためのものです。
 予算は河川にしても道路にしても教育施設や体育施設にしても、九州ブロックや県単位で大くくりで、地域に投げられます。そこでどの地域にどれだけ、どの事業にどれだけを配分するという作業は、国の九州の出先機関や県の仕事になります。このため大本の霞ヶ関で少しでも情報を得ることと霞ヶ関からの一言が、末端の配分に影響を与えます。そのための活動です。
 市町村長さんたちはそれだけ自分の地域のことを考えて走り回っておられるということです。一時期民主党が一括交付金ということで、使い道を特定しない補助金を実施しましたが、どの町村にどれだけの一括補助金を交付するかの積算の基準が決められず、結局頓挫しました。
 やはり最後は誰がどれだけ動いたかの競争で、配分は決まります。予算配分で、きれいごとはあまり通用しません。