政策の憂鬱、どう打開するか

2015年02月03日

 このところの政策がいい方向に向かっていません。憂鬱な日々が続きます。後藤さんらの日本人人質テロ行為は最悪の結果となりました。農協改革はなかなか厳しく、本当にこれで農家が良くなるのか疑問です。
 更にTPPの交渉が大詰めを迎えているという報道です。特に牛肉・豚肉の大幅関税引き下げは、衆参農林水産委員会の決議にも反する可能性があり、現場の反発も免れません。特に問題なのはこれだけ米余りで価格も下落しているのに更にアメリカから5万トンの主食用米を輸入するという報道です。これが事実ならやはり反対です。
 国内は飼料用米にシフトしているのに、なぜアメリカから主食用米の輸入なのか整合が取れません。アメリカから5万トン輸入する代わりに国内市場から主食用米5万トンを買い入れ、価格下落を防ぐ、とも言われていますが、このようなつじつま合わせの政策は、結局米をつぶしてしまいます。小手先より筋が大切です。
 どうも交渉の内容を公表しないという最初の各国の約束が、大きな壁になっています。もしこれが事実で、このまま行って、交渉が成立ということになれば、少なくとも私は条約批准のときに反対せざるを得ません。
 有権者との約束と国会決議は一定の範囲で守らなくてはなりません。覚悟を持って臨みます。