威圧感

2005年01月26日

政治家には「信念」「論理性」「政策能力」「清潔感」「見栄え」など、さまざまな要素が必要と考えますが、重要なもののひとつに「威圧感」「威厳」というものがあると思います。
代表質問でもめています。
野党の党首クラスの人たちの質問が発端ですが、みんな論理的にいろいろな矛盾点を突いてこられ、それはそれで筋が通っているのですが、どうも威圧感がない。軽いのです。
これは努力して生まれるもの、作ってできるものではなく、生まれながらにして、また辿ってきた人生観の中から生まれるもので一番難しい。
そして政治家として重要になるところです。
民主党の岡田代表しかり、我々とあまり変わらないから激しいヤジを自民党一年生が飛ばし放題です。
もっと威厳があればなかなかヤジも飛ばしにくいのかもしれません。
そうなると野党の中で一番威圧感があるのは小沢一郎さんでしょうか。
もし、小沢議員が代表質問に立っていたら、小泉総理もあそこまで再質問のときに拒めたでしょうか。
もっとも、小沢議員が再質問するのであればもっと切り込んだ質問をしていたかもしれません。
政党は人材と同時に全体の重みがなくてはいけません。
これからの国会論議も、もっと深みを持って、意義のある論議にしていきます。