道州制基本法、今国会断念だが・・

2014年06月18日

 私たちが自民内でプロジェクトチームをつくって検討していた「道州制を考えるための法律案」は今国会には提出しないことになりました。
 町村長会や都道府県の反対意見が多く来年統一地方選挙も控え、提出できる環境になりませんでした。
 やはり今の都道府県・市町村制が根強く生きていることなのだと思います。「なぜ今、道州制か」という疑問に対して説得力ある回答が出来なかった事も断念の一因です。
 しかし今後、少子高齢化、人口減少、集落の消滅、地方市町村の危機が必ずやって来ます。
 今のままの自治制度ではどうしても、財源も、住民サービスも経済活性化も出来なくなります。新たな仕組みが必要なことは確実です。
 総務省の若手官僚の方々ともその勉強会を開いていますが、なかなか抜本策は見えてきません。
 これから国民全体で考えなくてはならないことです。私も自分の生まれ住んでいるところをベースに、また選挙区内の市町村を一つのモデルとして真剣に地方と中央のアンバランス、地方への人口移入がいかにしたら出来るのかを考えていきます。