深刻な豚流行性下痢
2014年04月21日
鳥インフルエンザが初期対応の素早さで、今のところ広がりを見せていないことに比べ、豚の流行性下痢が全国的に蔓延しています。
豚の流行性下痢はウイルス性の伝染病で、母豚が感染すると、そのお乳を飲んだ子豚は下痢症状を起こし、9割が衰弱して死んでしまいます。
現在全国で32県発生しており、7万頭近くの子豚が死んでいます。このままですと大変な数になりそうです。家畜の法定伝染病ではないので埋却処分などはしなくていいそうですが、子豚が死んだ農家は6ヵ月後には出荷できないわけで、経営的には大打撃です。
昨日は地元の発生農家に集まってもらい、県や市の担当者も同席して対応策を話し合いました。
妙案はなかなかなく消毒を徹底することくらい。一方で今後の経営に対しての支援策を訴えていくこととしました。
アメリカ、欧州、中国、台湾、韓国でも発生しており今後は世界的な問題にもなっていきそうです。後手に回らないように対策を徹底していきたいと思います。