桜満開、やっぱり現場の声
2014年04月01日
東京も桜が満開です。皇居千鳥が淵の美しさには見とれてしまいます。そんな中、昨日は千葉県の船橋市と佐倉市に農業委員会などの活動状況や今後のあり方についての意見交換に出かけました。
メンバーは自民党の農業委員会、農業生産法人検討プロジェクトチーム。農林水産省や関東農政局なども同行してくれました。先週の山形の意見交換に続くものです。
しかし同じ農業でも、山形と都市近郊の千葉では大きく違います。同時に農業委員会の役割も変化が見られます。
都市農業ですので、農地の相続問題についての相談や新興住宅からの苦情の調整、耕作放棄地問題は条件が悪い湿地帯問題と相続で農業をしない兄弟が土地を相続した場合にそのまま放置しているという問題などが出ました。土地の価格が高いので様々な問題が起きます。ただ土地が高いだけに企業農業法人は参入の計画は極めて少ない、ということでした。やはり企業農業は利潤が一番ですので、土地、人件費が安い地方の農村地帯に進出を狙っているということでしょうか。
山形と共通しているのはやはり後継者問題。徐々に少なくなっていますが、都市近郊ですので新規就農者もありますが、農業をしにくい環境に追い詰められていることも事実です。自民党では「都市農業基本法」をつくるためのプロジェクトチームも出来ていますので、こちらも大切です。
どちらにしても、しっかりした後継者対策は国として更に打ち出していかなくてはなりません。
やはり現場の声を聴くことが一番。目から鱗の点も多々ありました。今後更に各団体との意見交換を行い、いよいよ取りまとめに入ります。