江藤屋敷
2005年10月29日
菊池郡大津町の江藤屋敷が国の重要文化財に指定されました。民家として、県内で4番目の指定です。江藤屋敷は私達の小さい時からの遊び場でした。こんなに文化財として価値があると分かったのは学生時代です。各地を回り民家も含め文化財と言われるものを見ましたが、江藤屋敷を見ているのでそれほど驚きませんでした。これだったら、江藤屋敷がはるかに価値がある、と思いました。そのうち熊本県の文化財に指定されました。しかし、これほどの古くて豪華な民家は全国的にも余りありません。いずれ国の文化財にと思っていました。
県議会議員になって三期目、文教治安常任委員長になりました。その時から国指定を本格的に目指しました。熊本大学の建築科の先生、県の文化課の職員の方々、町関係者、地元陣内地区の方々がそれぞれの持ち場持ち場で活動していただきました。みんなの力で国指定まで持っていったものです。次はみんなの力で守り、また地域の名所として活用していかなくてはならないと思っています。
それにしても、文化の価値とは、外部のいろいろなものを見て、比較するものがあって初めて気が付くものだと思いました。
11月11日から13日まで3日間が江藤屋敷の一般公開です。現在当主の方が生活をされている生きた文化財です。ぜひ、一度見てみてください。