東京は知事選の話題花盛り

2014年01月17日

 一昨日上京、昨日熊本に帰り、明日また上京です。いよいよ活動が本格化してきました。東京では永田町は議員と話してもマスコミ関係者と話しても、知事選の話題ばかり。舛添、細川両候補予定者については、誰に聞いても勝敗の予想は真っ二つに割れます。それほど今のところ僅差というところでしょう。選挙が始まりマスコミの報道次第で大きく選挙情勢が動いていくことが考えられます。
 東京は我が国の首都。そして世界の5大都市のひとつ。さらに2020年はオリンピック。いやがうえにも関心は高まります。国内だけでなく世界の識者が注目していることでしょう。
 候補者の討論会もぜひ開催してほしい。テレビ討論ならなお結構です。この際すべてをさらけ出して、候補者を裸にすることが短期間に選択をせざるを得ない有権者へのせめてもの贈り物であると思います。
 東京都知事はこれまで、日本社会の姿を指し示すバロメーターでした。2代知事の東竜太郎氏のときは、国政と二人三脚で1964年の東京オリンピック開催に向けて都政が進められました。
 オリンピックが終わり、高度経済成長が行き過ぎ、公害が出てきてスモック注意報などが出るようになると「東京に青空を取り戻そう」と革新の美濃部亮吉氏が3代目の都知事になりました。
 しかし、ポピュリズム行政が行き過ぎ東京の財政が破たん寸前になり官僚の鈴木俊一氏が4代目知事になり見事に財政を再建しました。
 その後東京は豊かになりこれといった課題がなくなり、タレントや著名人の時代となります。5代青島幸男、6代石原慎太郎と続きます。その様な意味では7代猪瀬前知事は石原慎太郎氏の推薦があって当選した異色の系列と言わざるを得ません。
 さて次は有権者と同時に時代がどの候補者を求めるかです。私は、今後急速に高齢都市となっていく東京をビジョンを持って将来に備えられる人。いつ直下型地震が起きるかわからない中で、強靭化を進めると同時にいざという時的確に指示が出せる人。それをオリンピックいうイベントをテコに、都市改造と意識改革ができる人が選ばれるべきだと思います。
 東京都民の真価が問われます。