本当に重要なニュースとは?
2013年09月03日
昨日は埼玉、千葉県で竜巻が発生し、67人の方が重軽傷を負われ、約560棟の建物が損傷しました。地震・津波、台風にゲリラ豪雨、加えて竜巻です。気象変動の激しさを感じます。被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。
私の所管である消防庁は昨日、被害の把握に努め、更に情報を収集しました。今後気象庁などが調査を重ね予報のあり方、精度などを検討していかなければなりませんし、復旧に際しての支援のあり方なども考えていかなくてはならないところです。
今朝のワイドショーはこの竜巻一色でした。それはそれで大切なことですが、30分も1時間も同じ話題。最後は竜巻の動画が誰のものとか、ワイドショー特有のどうでもいい話の話になっていました。
一方、BS放送のCNNに切り替えますと、オバマ大統領がシリア空爆を決断した場合の世界の情勢と決断を回避した場合の大統領としてのリーダーシップの決如と米国政治の今後など、シリア情勢を巡っての分析をやっていました。
シリア情勢はイスラエルを含む中東全体の問題です。更にアメリカ対ロシア・中国の対立要素も含んでいます。原油の高騰はもとより世界の緊張にもつながります。せっかく、経済情勢が上向きの日本に冷や水を浴びせることにもなります。そのような分析をしながらニュースにしているわが国の放送局はどこもありません。
日本人はやっぱり内向き、非難合戦、井戸端会議、いじめ志向が強いのでしょうか・・・。