ねじれを一日も早く解消を

2013年06月20日

 昨日は参議院で選挙制度を審議する特別委員会、通称「倫選特」に出席し、6問の質問に対して答弁する予定でした。内容は衆議院の小選挙区の定数を5人減らす、いわゆる「0増5減案」に対する公職選挙法改正の審議です。
 しかしいつまで経っても開かれません。理事会で話し合いがつかずもめていたからです。原因は「委員長がこの前の委員会を強引に自分の判断で職権を利用し開催したこと」「これに対して与党が委員長解任動議を出したこと」(委員長は野党の民主党です。参議院では野党が多数のため)「この動議に対して野党・民主党が採決をしないとしたこと」らしいのですが内容は良く分かりません。どちらにしてもあまり筋の通った話ではないので、因縁の付け合いで審議を引き延ばす戦法だったのでしょう。
 結局1時間半も待たされて、流会となりました。いずれ開催されますので答弁として勉強したことは無駄にはなりませんが、なんとも時間の浪費です。
 大臣も副大臣、政務官も事務方もただ待っているだけでした。
 衆議院ではこの法案は既に4月に可決しています。このままだと60日ルールで、参議院の審議如何に関わらず、60日経てば衆議院に回ってきて再び3分の2で可決すれば成立です。それを知りながらの引き伸ばし作戦です。なんとも無駄の多いことか。しかしこれが政治なら仕方ありません。
 早く衆議院と参議院のねじれを解消して、スムーズで機能的で本当の国益になる国会にしたいものです。