養豚にも関心を
2013年06月13日
畜産といえば、牛肉と思いがちですが養豚もわが国の貴重な蛋白源です。しかも、国内の養豚農家は自分たちのやり方で、ブランド豚を作ったりして頑張っています。
昭和40年代の貿易自由化により差額関税というものが取り入れられました。輸入豚が高いときは低い関税で、輸入豚が安くなると高い関税をかけて国内農家を守る仕組みです。それでも全体的に関税は低く抑えられており、その分だけ、コスト削減や、大規模化、ブランド化が進んでいます。
昨日は日本の養豚農家の集まりである「養豚協会」と議員団の話し合いがありました。目下養豚業の最大の悩みは、輸入飼料の高騰です。コストを抑えようにもなかなか追いつかない、という声が出ていました。
それでも、豚は雑食です。食物残渣(ざんさ)を食べます。わが国の食料の残渣率は今40パーセントとも言われています。4割を残しているのです。こんなもったいない話はありません。これらをうまく配合飼料にして国内自給飼料を増やしていかなくてはなりません。
このため今度「養豚振興法」をつくることになりました。安心、安全、安定供給、経営安定を柱に法律をつくっていきます。豚の料理ももっとバラエティーに富んだものにしていかなくてはなりません。豚は中動物。わが国において、規模拡大も可能です。食料自給率の向上にもつながります。
私たちももっと豚を食べよう。