真面目な勉強会

2013年05月17日

 国会議員の特権は、日本の著名な学者や研究者を交えて何人かで勉強会をすぐ開催できるということ。もちろん発起人は日本を引っ張っているみんなが認める政治家でなくてはなりません。
 昨晩もある政治家が主催して、著名な東大の先生を招いての勉強会。政治家、官僚を含めて6人。その末席に座らせてもらいました。
 一人が「今の自民党はグローバル経済に向かう新自由主義と超保守主義が同時に進行している。この流れがどこで一緒に慣れるんだろうか」とつぶやきました。
 私が常々思っていたことと一緒です。安倍総理が言われる「TPPによる自由貿易体制と麗しい田園風景の日本」がどこで一緒になれるんだろうか。どんな国日本が出来上がるんだろうかと、自分自身も不安です。自らの考えを一つにまとめることは簡単ですが、果たしてそれで社会や国民のニーズに応えられる国家像をつくり上げることが出来るのか。なかなか難しい課題です。
 昨夜も延々とその議論を、歴史を遡り、他国の事例を引きながら話し合いました。
 結論はもちろん出ませんが、その中で私なりに目指すべきものは「落ち着いた保守としての国家像と国民の生き方」というこということがおぼろげながら、浮かんできました。
 このような論議は学生時代からしていたことですが、何歳になっても考え方は定まらないものです。