環境委員長、堂々と解任されればいい

2013年05月09日

 川口順子環境委員長が中国出張を一日延長したために、参議院の環境委員会が開かれなくなったことで、野党が今日の本会議に川口委員長の解任動議を提出します。野党が共闘すれば可決して、常任委員長として初めての解任となります。
 昨日川口委員長から一連の顛末についての報告書が届きました。それを読む限り、滞在の延長は致し方なかったようです。また帰国が難しいということは予め国会対策委員会に連絡して、議院運営委員会でも論議され、結局野党がダメと言ったようです。
 しかし、急きょ会談が決まったこと、相手が中国外務省の重要人物であること、尖閣問題を含む外交問題・領土問題が議題であったこと、日中間がこじれて以来日本人政治家との初めての会談でこれをキャンセルしたら日本が逃げたと思われること、などを考えると、やはりここは滞在を延長してでも、会談に臨むという選択肢は正解だと思います。
 それによって、自分が召集する環境委員会が中止になったことは、いいことではありませんので、陳謝と厳重注意で済まないなら、堂々と野党に解任されればいい。恥じることではないし国益を守ったとして、私たちは政治家として信任します。ご苦労様でしたと、ねぎらいたい。野党の国際感覚のなさだけが露呈されることになると考えます。
 しかし、自民党参議院が与党であるにもかかわらず、この問題を不服として、予算委員会を欠席したのはいただけない。欠席戦術は正々堂々としていない。よほどのことでないととるべきではありません。