長い長い連休

2013年05月04日

 連休は政務3役で在京当番を割り振ります。私はスタート時の28,29日でしたので後は地元日程です。帰り早々の行事が待ち受けています。
 連休は憲法シンポジウムや、自民党の県連大会、水俣病の慰霊祭などの公式行事から、初節句、冠婚葬祭、各地のお祭りなど私的なものまで盛りだくさんです。
 最も感慨深かったのは水俣病慰霊祭でした。毎年出席していますが、今年は懇意にしている石原環境大臣がこられるということもあって前日にも水俣に行き大臣と懇談しました。
 慰霊祭では患者・遺族代表でご挨拶された81歳の金子スミ子さんの言葉が印象的でした。「運送業をしている主人と20歳で結婚。主人は魚が好きだった。長男が生まれたが胎児性水俣病だった。次男も生まれて29日目に亡くなり晴れ着に袖を通すこともなかった。やがて主人も激症型の水俣病になり、もがき苦しみながら死んだ。3男がおなかにいたが胎児性水俣病として生まれ現在57歳。車イスで生活し将来が心配。私の人生は水俣病との闘いだった」と述べられました。スミ子さんの体は体内にいる子供さん達が水銀を吸収したのでこれまで生きながらえられたのでしょう。
 聞いていて水俣病の悲惨さを改めて考えさせられました。同時に行政的解決の難しさも横たわっています。
 連休も残り3日。様々な行事に出席し、懇談し、国政報告などををしながらまた皆さんの話を聞いて学び取っていきたい。