大使の仕事

2013年03月24日

 一昨日はフィリピンのマヌエル・ロペス大使の公邸に招かれて食事会でした。旧安田財閥が持っていた九段の屋敷で、故ジョンレノンの奥さんであるオノヨーコさんも小さいころそこに住んでいたという瀟洒な由緒ある邸宅でした。3月のはじめにアメリカの公使の自宅に招かれ朝食を伴にしたときもそこは、以前ブリジストンの社長の邸宅だったところ。各国の大使公使の公邸はこのような由緒ある邸宅が充てられているようです。もちろんその国が買ったものでしょうが。
 公邸に行くとアメリカのルース大使、インドネシアの大使、ベルギーの大使、カタールの大使がそれぞれ奥さんと伴に招かれていました。フィリピンの現在のアキノ大統領と石原のぶてる氏が大変仲がよいことから、石原大臣に呼ばれて仲間4人と出席させて頂いたものです。
 応接室で軽く前菜を取った後に、メインの食事会場へ。食事が終わると別の部屋でくつろぐという趣向でした。ギタリストがラテンの曲を奏でてこれ以上にない雰囲気でした。
 みんな気持ちよく帰っていきましたが、外交とはこのような一面も仕事のひとつで友好的な雰囲気をつくり出していくことが、大きな仕事でもあるのかなと、感じました。
 それにしても石原夫妻も英語は堪能。英語をしゃべれないのは私たち3人だけ。通訳つきで何とか友好は保ちましたが、やはり日常、堪能な英語はこのような機会が増えると必要ですね。もう遅いですが・・。