政府と党の役割の違い

2013年01月25日

 昨日は自民党の総務部会に出席しました。総務省関係の問題に対して自民党としての考え方を論議し、提示するところです。
 私は総務副大臣ですので政府側の一員としての出席です。安倍内閣全体の方針もありますので、不用意に発言するわけには行きません。
 予想通り、地方公務員の給与引き下げの問題で大論争になりました。総務省は地方を守る立場ですので、財務省が一方的に地方公務員の給与削減を要請し、地方としては、なんにでも使える一般財源である地方交付税を国家公務員と同じの給与削減率で減額するのはけしからん、という訳です。
 その通りです。国は国、地方は地方です。しかし一方で国・地方に関わらず、公務員として、東日本大震災後、災害に対応した国づくりに対して、自分の給与を削減することで国民にその範を示さなくてはならない、という現内閣の考え方も尊重しなくてはなりません。
 総務部会では地方の側の論理を守れ、という強い意見が出て、財務省の言いなりになるな、という強い意見が多数を占め閉会しました。
 私たちにとっては心強い応援団です。私たちが言いたくてもなかなか言えないことを、党が正面から言ってくれる、これが党と政府の役割分担です。自民党のこの元気の良さが政治の力の源泉であると改めて思いました。
 財務省との決着は27日、大臣同士の話し合いで決まります。