岳父の言葉

2005年10月01日

私の女房の父・岳父は、非常に聡明な人です。小田原で農業を営んでいますので、考え方も地に付き言葉にも重みがあります。その父に昨日会いに行きました。娘婿が落選したので、娘のことを考えても気がきではなかったんではないだろうかと思い出かけました。
岳父は「選挙に出るんだから、当選もある、もちろん落選もあると考えるのは当然だ。落選したからといって落ち込む事はない。これまで順調に来たんだから、ここでもう一回り人間的に大きくなるため天が与えた試練であり、チャンスであると考えるべきだ」と励ましてくれました。
そして、農業者が何故、農業代表と言われる人の選挙に盲目的になるのか、という農業者の心理も解説してくれました。さらに、これから私が取るべき政治的選択もいくつかアドバイスをいただきました。そしてこれからの政治への危機感も・・・・。
年齢は80歳を越しています。しかし、考え方に年輪を感じます。歴史が好きで、政治や文明論などで話をすると私は足元にも及びません。しっかり詰めた理論で私の意見などを退けられます。これが実父なら甘えがあり「もう分かった」と逃げ出すところでしょうが、岳父なのでしっかり聞いてきました。
東京での3日間、色んな人に会い様々なアドバイスを受けました。やはりできるだけ多くの人に意見を聞いて、自分の今後の参考にすべきと痛感しました。