一人二役は大変

2013年01月08日

 現在の役職は丁度過渡期でなかなか大変です。昨年総務副大臣に任命され、一方で自民党の農林部会野菜・果樹・畑作小委員長はそのままです。
 昨年暮れから沖縄、鹿児島のサトウキビの価格改定交渉の時期で、甘味資源であるサトウキビの産地沖縄・鹿児島、更にてん菜の産地北海道から多くの関係者が要望に来られ、価格交渉が行われました。
 サトウキビの販売価格は1トン当たり4620円です。これでは到底生活できません。少なくとも1トン当たり2万5000円以上の手取りがなくてはなりません。特にサトウキビは沖縄、鹿児島の20以上の島で作られています。島ではサトウキビ以外の作物の生産が難しく、サトウキビ農家がなくなれば無人島になり国防上も大変なことになります。
 そこで国が2万円以上の手取りにはなるように、補助します。今までは1トン当たり16000円でした。しかし台風などで2年続きの不作です。何とか手取りを引き上げてくれ、という沖縄地方の切なる願いもあります。
 昨日は午後1時半から会議を開き、価格について農林水産省の話を聴きましたが、全ての出席議員が不満を述べ交渉やり直し。午後6時半まで再度財政当局と交渉し、16320円まで引き上げました。それでも10aあたりの収穫量は5トンくらいですので沖縄地方の厳しさが分かります。
 交渉に向けた段取りをするのが、小委員長です。
 一方で24年度の補正予算獲得で総務副大臣としての仕事もあります。まさに分刻みの一日でした。
 しかし、小委員長も今日まで、後任者に託すことになります。総務副大臣としての地方の予算獲得の仕事に集中します。