やっぱり危ない日本の経済・財政

2012年10月31日

 自民党内に「日本経済再生本部」が設けられ、毎週勉強会が始まりました。昨日も開催されましたが、議員の関心は高く部屋は満杯状態です。
 昨日も今後の日本経済の行方について、日本経済研究センター理事長・岩田一政氏の話を聴きましたが、やっぱり日本経済は危ない。
 貯蓄がなくなっているし、海外に流出する企業は増える、人口も労働者数も減る、新しい技術が見出せないまま企業の再編も進まない。また財政は膨大なる借金を抱えてXデーがいつ来るかわからないという状態。これらを数字を使って丁寧に説明を受けました。
 もちろんこのような状態は日本だけではありません。ヨーロッパもアメリカも同様です。中国も別の危機をはらんでいる。このまま行けば今回は免れた「世界同時恐慌」が2020年までに起こることが十分考えられるということでした。楽観論のほうも説明を受けましたが、こちらは余り説得力がありません。
 自民党は日本のへ危機感で一杯。現政権も分かっているとは思うんですが、その空気が伝わって来ません。