大阪都構想の法案作成

2012年06月14日

 橋下大阪市長が訴える「大阪都構想」。そのための法案作成作りが始まりました。自民・公明、民主・国民新、みんなの党からそれぞれ3つの法案が出てきました。このためそれぞれの党でまず実務者による調整をしようということになり、私も実務者のひとりになりましたので昨日第一回目の会合が開かれました。自民、民主からは実務者2人。あとの政党からは一人ずつです。自民党のもう一人の実務者は大阪選出の松浪健太議員です。
 昨日は今後の会議の進め方を話し合い、出来るだけ協力して法案が成立できるようにしようということで合意しました。
 この法律は大阪を東京と同じように「大阪都」にしようというものではありません。大都市の中で、東京と同じように世田谷区や港区など、独立性を持った特別区をつくれるようにしようというものです。
 今の政令指定都市の中から、特別区をつくりたいというところが出てくればそれが可能にするものです。しかし「特別区」というのは区長を選挙で選び議会も設置しなくてはなりません。財政もある程度独立したものになります。慣れ親しんだそれまでの「市」が消えることにもなります。一定の規模がなくては成り立ちません。コストがかかっても独立性をとるか、今の「市」や「区」のままが良いのか、住民の選択です。
 例えば大阪の堺市が大阪全体の中で「区」になろうとしたとき、住民の意見は分かれるでしょう。秀吉が愛し、世界の商業都市でもあった「堺」の地名がもし消える、あるいは他の市と合併して「堺区」となれば住民はどちらを選ぶでしょうか。
 今週から来週にかけてほぼ連日実務者会議は開かれる予定です。