親の責任

2005年09月19日

同士の方のご子息の結婚式がありました。最後に父親のお礼の挨拶があります。ふつうは一般的なお礼ですがこの父親は違いました。
「大学一年のとき、友達を家に泊めるから」と言って来たその友達が女性であったこと。それに親として大変戸惑ったこと。卒業して「結婚したい」と言った相手が最初に泊まりにきた女性であったこと。菊池の山里の村から、女性の家がある長崎の市内まで父親がもらいに行ったこと。そして、自分の息子に嫁が来るという事が、こんなにも素晴らしく、嬉しいことであると改めて分かったということ。また、都会の娘さんを、農村社会にやって、親御さんとしては大変不安に思っておられるだろう。しかし、息子の責任だけでなく、親の責任としても、嫁さんをしっかり守ってくこと、を親の決意として述べられました。
親のスピーチとはこうあるべきだ、と感服しました。2週間前、娘が結婚式を挙げ私も、お礼の挨拶をしましたが、これに比べるとなんと通り一遍の挨拶であったかと恥ずかしくなりました。
親の責任とは、子供がいる限り一生自覚しておくものだ、と感じたしだいです。