消費税、自民党はほぼ一本化

2012年05月23日

 連日「社会保障と税の一体改革特別委員会」に出席しています。自民党の質問で大分議論が詰まりはじめました。
 消費税の引き上げは実施すべき、という点では民主党も一緒です。そのために自民党から4つの条件を出しています。①最低保障年金7万円の取り下げ。「これは財源的に到底実施できません」②共済年金、厚生年金、国民年金の一本化でなく共済年金と厚生年金の一本化。「国民年金は農家や商売をやっている方々が多くて所得の把握が難しいからです」③後期高齢者医療制度廃止のマニフェスト取り下げ。「後期高齢者という文言は廃止するとしても、高齢者への独立した医療保険制度は必要です。でないと若者たちに過重な負担がかかります」④幼稚園と保育園の一体化の取り下げ。「幼稚園、保育園それぞれに役割が違います。なぜ一体化するのかが分かりません」
 これらに野田総理は理解を示しています。ですから自民党と野田総理の考え方はほぼ一致してきました。しかし民主党内で野田総理の方針への反対が強くなっています。民主党は言いたい放題の政党ですので困ったもの。
 今後は野田総理が民主党内をいかに治めるかの腕にかかってきます。