政治への信頼性

2012年02月24日

 国会は消費税の引き上げや経済対策など連日論戦が続いています。しかし、これだけ国会で一生懸命にやっていながら国民の政治への信頼性は失せるばかりです。なぜか。確かに高尚な議論は多い。制度も緻密になっている。しかし、肝心の暮らしが良くならない。厳しくなるだけ。高尚な議論や論理と現実生活の乖離(かいり)が政治への不信につながっています。
 どうすべきか。政治が出来ることは限られています。財源も権限にも限界がある。余り出来もしないことをもっともらしく言わないこと。今の民主党がそうです。将来のあるべき理想と実現可能な現実を分けて考えることは大切です。
 そして現場を中心に考えること。以前の自民党がそうです。官僚に任せる。2世が多くなる。現実を見たくないため自分の都合の良いように理屈をつくり政治をやっているように見せる。うるさい点はその場の補助金という政策になる。その繰り返しでした。
 選挙区で話をしていて「余りにも自分勝手なことを言い過ぎる」「それは自分自身でやるべきことではないのか」「そこまで政治が面倒見なければいけないのか」と思うことが度々あります。しかし、そこは飲み込むこと。そして政治が今対応できること。将来に備える部分。自分の力で切り開いて欲しいこと、それを議員が説明して更にそれから皆さんと踏み込んだ話をすること。その過程で信頼というものが生まれると確信します。
 今日は年に一度の熊本での「新春の集い」。1000人ほどの方がこられると思います。東京から平沢勝栄先生も出席されます。「信頼」、政治と皆さんとに「絆」。「私自身への期待と私の責任」を強調する覚悟です。