やはりTPPは大変だ
2011年11月25日
野田首相がTPPへの参加表明をして一段落したように見えますが、これからが大変。聞けば聞くほど大変な交渉が待っています。
TPPとはそもそもEUのような仕組みです。太平洋周辺諸国が一つの国になるというイメージでアメリカなどは捕らえています。そして交渉相手はアメリカ政府ではなく、アメリカの多国籍企業なのです。百戦錬磨の保険会社、投資ファンド、穀物メジャーなどです。日本外務省の役人の手に負えるものではありません。
結局日本の企業、商社が立ち向かうことになります。するともう企業間同志の交渉と貿易になります。儲からないもの、小さいものの分野は後回しになります。おのずから地方は廃れます。政治の役割はなんなのか。国全体が商社、投資ファンドで動きその下働きを政治がするという図式になります。それで幸せになれるのか、不安が一杯です。