足元を固めよう
2011年08月09日
フィリピン残留日本人問題というのがあります。戦前日本からフィリピンに働きに行っていた日本人は多く、その際現地で子供ができ、その後戦争によりばらになり、二世の子供だけがフィリピンで国籍もないままに育った方のことです。子供さんは親の写真を持ったり、子供心に親の名前や出身地を覚えていて、日本人の父親に会うことを求めています。そのような方々に手を差し伸べようとNPО団体が動いています。
当然国籍をとるためには政治の力も必要ですので、議員連盟が出来、私も入会しています。特に九州・沖縄は距離的に近いこともあって、フィリピンに渡った対象者が多いのです。
その残留日本人2人が熊本に来られ、日曜日にお会いしました。二人の父親は私の出身地大津町と隣の西原村。父親は戦争や病気で亡くなっていますので、親戚の方とお会いして、改めて自分のルーツを知り感慨深げでした。まだまだ多くの方がいらっしゃいます。しかもみんな戦前生まれですので高齢者です。今後もこの活動は続けていきます。
今週はいよいよ国会も大詰め。民主党が法案の成立を急いできました。来週になると何がおきるか分からないというわけでしょう。そこで自民党がどのような対応をするかしっかりしなくてはいけません。しかしどうも足元が定まらない。「赤字公債特例法案」「自然エネルギー買取法案」、その他いわゆるバラマキ4Kといわれるものに対する対応。ここで自民党がふらつくようだと足元を見られる。幹部の方々の指導力が問われます。
私は一定の成果が出たら、賛成しても構わない、と考えています。