東南アジアの国々をたぐりよせよう
2011年07月14日
昨日はミャンマーから、教育・観光大臣ら閣僚、官僚の方々が来日されましたので自民党本部で歓迎会をしました。私は特に昨年ミャンマーに行き、同国の農業を視察してきましたので、懐かしい気持ちでお会いしました。
ミャンマーは軍事政権で、アウンサンスーチー女史が軟禁状態に置かれ、欧米各国から経済制裁を受けています。日本も「ビルマの竪琴」でおなじみの、昔からの友好国ですが思うように援助が出来ない状態です。このため世界でも「最貧国」の一つにあげられています。
しかし、昨年行ってみてある程度強硬にしなければ、数十の民族で成り立っている国ですので国としてのまとまりがつきません。欧米型の民主主義という価値判断だけではやって行けない面もあります。しかも国民は優秀で、敬虔な仏教徒ばかりでこれから大いに期待される国です。
昨日向こうの大臣さんらは、さかんに「日本と一番仲良くしたい。そして投資もしてもらいたい。しかし実際にはアメリカの経済制裁に同調してなかなか投資してもらえない。その間に中国、韓国がどんどん援助してくれる」と言っておられました。
私も昨年行って見て、中国の援助製品が多いのに驚きました。
ミャンマーはアジアです。旧ビルマで日本と深い関係があります。アメリカは人権問題で経済制裁していますが、ミャンマーが金になる、と思えば理屈をつけて解除するでしょう。
アジアあっての日本。もっとアメリカに遠慮せずに大切にしたい。ミャンマーも頼りにしているのですから。