日本のエネルギー政策
2011年07月12日
昨日は原子力政策の反省と見直しも含めて、今後の日本のエネルギー政策に対しての討論を自民党本部で行いました。パネラーは歴代の通産大臣、経済産業大臣、環境大臣、自民党のCО2削減担当ら。それぞれが過去の経過と見解を述べ、約2時間の大討論でした。
情報公開の不足、安全を確保するための司令塔不在、一方で自然エネルギーへの期待と疑問、今後の原子力研究のあり方と説明責任など多義にわたっての喧々囂々・侃々諤々(けんけんごうごう・かんかんがくがく)の論議が続きました。
みんな一言居士です。時間がいくらあっても足りません。この問題は過去を悪う言えばどれだけでも悪く言える。片方で今後何が一番ふさわしいのかというのはなかなか見えてきません。それだけに批判の応酬になりがちです。しかも原子力そのものが難しい。しかし、テーマとしては最も大事で、世界的なテーマです。
ゆえにドイツも日本もオーストラリアも世界が揺れています。常に論議をしながら進ませることが今は一番大切です。これまでは原子力推進のみの議論が大勢でした。我田引水の原子力不可欠論が余りにも幅を利かせた感もあります。