国会も最終日へ

2011年06月17日

 今週の衆議院は淡々と法案を可決していきました。昨日は総務委員会で平成23年度の地方税に関する法律案を可決して本会議でも可決しました。しかし、この法案は重要なものは先送りして、とりあえず今のままの状態では困るものだけを抜き出して成立させたもので、一時しのぎの法案です。
 今国会は全てがそうです。難しいもの、国民から批判を浴びそうなものは全て先送りにして政治が進んでいます。政治の責任性が見られません。 
 来週の水曜日は今国会の最終日ですが、与党民主党から正式に延長するのかしないのかの提案もありません。震災対応、更に何より今作られている23年度予算の4割近くを占める借金をしていいのかどうかという「公債特例法案」という最重要な法案の審議がありません。もしこのままの状態だったら、9月以降は半分のお金しかなく、日本のやりくりがストップしてしまいます。
 週明け後、3日間。菅総理の進退問題も含めどのように動くのでしょうか。日本の国が心配です。地元の行事で忙しいので、午後には熊本に帰ります。