大震災の影響全国に

2011年06月09日

 東日本大震災から3ヶ月。瓦礫の処理や仮設住宅、各種復旧作業はなかなか進みません。やはり政権に問題があるのでしょうか。昨日、熊本の建設関係者と懇談しましたが、建設関係者から言わせると、復旧作業は特別立法などをつくって、ある程度強引にやらなければきれいごとばかり言っていても進まない。例えば瓦礫の処理などは、法的に一定程度は現地で焼却しても良い、などの特別措置をとり、建設、産廃、さまざまな関係業者が働きやすい環境を作ると一気に進む、とアドバイスを受けました。なるほど現場から見るとそうです。
 非常時ですからある程度の非常手段をとらなくてはいけません。
 どうも今の政権、やはり人気取りが先行して打つべき手が筋を違えているようです。
 浜岡原発の突然の停止も結局全国の電力供給に影響を与えました。一気に夏の電力不足を招きました。
 お茶の生葉に一定の放射性物質が検出された、といって生葉からつくる荒茶までも同じ放射性物質の量で規制すると決めました。消費者への安全のため、と蓮舫大臣は言っていますが、荒茶をそのまま食べるのは極極微量です。お茶生産者はたまったものではありません。「あつものに懲りてなますを吹く」類か、消費者向けのパフォーマンスとしか受け取れません。
 このような目先の人気だけを考えた発言や決定が国力全体を落としています。何とかしなくてはなりません。