今後の国会運営はどうなる
2011年06月08日
今週に入り、国会の不正常な状態が続いています。自民党が不信任案を提出した。それは否決されましたので、正常化してもよさそうなものですが、今度は民主党が菅総理の辞任発言でそれどころではなくなりました。
私は国会対策副委員長ですが、今のところ正常化される目処はありません。一方、理事という役職で運営に責任を持たされている総務委員会は、先週一般的な質疑をやり、昨日はNHKの20年度の決算などについて自民党6人が質問する予定でした。私もその一人で原稿を必死になって書き上げていました。
しかし、これも開催されません。今後、国家公務員の給与を10パーセント近く引き下げる法案や今年度の地方税の中のいくつかの税をどう変えていくかという法律もまだ示されていません。更に人事院をなくす、と民主党は言っているのですがその法案もまだ五里霧中です。
この後民主党の代表選挙でも入ってくるならまた国会審議が先延ばしにされます。一体、国会審議に与党はどれほどの責任感を持っているのでしょうか。野党が心配することではありませんが、余りにもおざなりでその場しのぎ、国民の皆さんに知らせないままに、震災復興どころかそのほかの法案も全く、審議、成立させようという気配が見えません。一体どうなるのでしょう。
震災対応だけでなく、国会の運営、更には外交などでも完全に日本、今の政権は行き詰っています。