ごまかしは明々白々だが

2011年05月24日

 昨日は衆議院に設置された「東日本大震災復興特別委員会」の初の論戦でした。ここで谷垣自民党総裁が、福島第一発電所の事故で原子炉格納容器に海水注入を始めた後、菅総理が中止を指示したのではないか、海水注入がその間遅れた分、その後のさまざまな問題につながった、と追及しましたが、質問そのものにマスコミの評価は辛い点数をつけました。「過去のことを色々ほじくってもしかたないではないか」というものです。
 確かにそうですが、菅総理が一時、冷却用の海水注入を止めさせたのは事実だし、それを批判されると、斑目(まだらめ)原子力委員会委員長のアドバイスがあったごときに、発表を変更したことも事実です。自分の責任を他人にかぶせることを、これまで総理は何度もやってきましたが今回もそうです。
 重要なことですが、マスコミは評価しませんでした。もっと前向きに、という訳です。私たちは地団太を踏む思いですが、このような総理のやり方はいつか馬脚を現すと、確信しています。今しばらくの辛抱ですが、堂々と責めていきます。