菅政権、今週か来週がヤマ場

2011年05月23日

 今の政治の実態に対する私の感想は、とにかく与野党協力して震災復旧対策と復興計画を早急に。与野党連立でやっていくことを真剣に考えなくてはならない。しかし、菅総理の下では絶対出来ない。菅総理が下りて新たな総理の下で挙国一致内閣を、期間限定でつくっても良い、というものです。
 昨週、かなりの自民党グループと、色々話し合った上での感想ですので、自民党中堅若手もほぼ同じ考え方だと思います。それは民主党の心ある皆さんも一緒で、菅政権に対する不信感は、その多くの議員が持っています。
 なぜか。やはり菅総理の人間性に最後は尽きます。民主党議員が言っているのですから本当でしょう。人を信じない。国民も信じない。人間味がなく自分の判断によるパフォーマンスだけ、といった声が大半です。
 やはりここは、みんなで一緒にやっていこうではないかという雰囲気を国民全体につくれる人でなくてはダメなようです。
 東日本災害対策特別委員会、党首討論会、と相次いで総理が丸裸にされる論戦が続きます。浜岡原発停止の決定過程、海水注入の中断決定、原発後のエネルギー政策、日中韓首脳会談の成果、など菅総理の政治姿勢が問われます。
 サミットに出席して帰国した時点からが勝負。内閣不信任案もその時点で提出されることになるでしょう。この2週間が私たちにとっても菅総理にとっても、大切なヤマ場を迎えます