総務委員会での質問

2011年05月18日

 昨日は総務委員会で30分間、震災後の対応策について質問をしました。先週、被災地を視察しましたのでそれを受けての質問です。
 現在の復旧対策は、民主党政権が「政治主導」を掲げる割には、的確な指令が出てきません。官僚は勝手に動くとまたしかられますので支持待ち状態です。結果として作業が進まない、状態となっています。例えば海中にある瓦礫の処理などは、まだ方針が定まっていません。「もう少し役所をうまく使うべき。特に処理作業などの計画と実行は役人の得意分野だから任せるものは任せるべき」と訴えました。
 地方の財源負担。補正予算で、多額の予算がついていますがその7割には地方自治体の負担が伴います。町が破壊され、税収という収入もない中で、地方負担を少なくするために「災害時に自由に使える、災害臨時一括交付金」を提案しました。
 また人的派遣は、被災地に自治体チームをつくって支援する仕組み、対口支援を提案しました。例えば九州は責任を持って、岩手県を支援する。そのために九州各県が派遣人員計画をつくる、などというものです。中国の四川省地震で中国が、省別に支援地域を割り当て成功しています。でも片山総務大臣は否定的でした。しかしこの方式は、学者も推奨していますし、私の後の質問で公明党の議員さんも同じ提案をされました。
 今後更に震災対策については提案をしていきますし、何度か東北を訪ねます。