何とか質問できました

2011年03月26日

 昨日は内閣委員会で1時間の質問でした。地方に来年度から補助金をいくつか統合して配布する、「一括交付金」制度についてです。前日に言い渡されましたので、その日の夜は日程が入っていて準備が出来なく、当日の朝からの原稿書きとなりました。
 一括交付金は、狙いは悪くない。地方が求めていることですので今後進めなくてはいけません。しかし、余りにも急ぎすぎて、制度が十分に練られていません。マニフェストに書いたから無理に話し合いもそこそこにスタートさせました。そのため各都道府県に配分額も決まっていない。予算は5120億円です。
 そこで私は、今回は東日本の震災もあったし、予算も弾力的に組み替えなくてはいけない。一年間凍結ししたほうがいい。そして来年1年かけて、制度をもっと緻密に作り上げるべきである、と反対の立場からの質問をしました。
 しかし、片山総務大臣の答弁は、制度が不十分であることは認めながらも、先ずスタートすることに意義があると譲りませんでした。結局論議は平行線。1時間ではとても足りない時間でした。
 採決では、来年までにさらに制度をつめていく、という付帯決議をつけて可決しました。自民党は付帯決議には賛成しましたが、制度は未整備として反対しました。平成24年度、この交付金がどうなるか心配です。
 しかし、質問自体はうまくいきました。「一夜漬け」ならぬ「朝漬け」で切り抜けることが出来ました。水曜日は農林水産委員会で、森林法の質問をします。