子ども手当法案

2011年03月24日

 昨日は自民党の厚生労働部会で、子ども手当法案についての論議がありました。4月から3歳児未満は2万円、それ以上から中学生までは1万3千円、としていたのを今年度と同じ一律1万3千円を6ヶ月間続ける、という「つなぎ法案」を政府が出してきたからです。
 私たちは子ども手当法案そのものに反対しています。財源が3兆円、当初民主党のマニフェストのように、中学生まで全て2万6千円にすると5兆円の財源が必要になります。余りにも財源が過重になり、高額所得者も低所得者も同じ交付というのはおかしい。所得に応じて交付する児童手当に戻し、それを充実させるべき、というのが私たちの意見です。
 しかも、この大震災。少しでも災害復旧や被災者のために回す、というのが常道です。とりあえず「つなぎ」で認めてくれ。その後はまた話し合おう、という訳です。
 最終的に国会でどのようにするのか、自民党としては決めていませんが、民主党もこの非常時です。子ども手当のマニフェストに頑なにこだわるのは、政治をやるものとして余りにも柔軟性に欠けると思うんですがねー。