菅総理の場当たり主義

2011年03月20日

 昨日は菅総理が谷垣総裁に対して、災害担当大臣として入閣を求め、それを谷垣総裁が拒否したことに対して、賛否両論の電話がかかってきました。
 「この非常時に拒否すべきではない。ともに協力してやるべきである」「協力は約束しているのだから、何も大臣として入る必要はない」「電話一本で入閣を要請するなど、常識外だ」などの意見です。
 夜、後援会の方と話をし、又今朝の新聞各紙を見る限り、やはり余りにも唐突のようです。もし本気で救国連立内閣を作ろうと思うなら、その枠組みや狙い目的、期限をはっきりさせなくてはなりません。次に誰か自民、公明に使者を飛ばしその内容を伝え、水面下で話し合いをしなくてはなりません。その後に官邸に、谷垣総裁らを呼び協力を呼びかけるというような手順を踏まなくてはなりません。
 それを電話一本でこんな大事なことを要請し、断られたら「仕方ありませんね」と電話を切る、余りにも乱暴で、思いつきの行動としか言いようがありません。
 菅総理の地震発生以降の言動を見ていると、東京電力に乗り込んで社長以下執行部を怒鳴り散らしたり、いきなり仙石さんを官房副長官にしたり、どうもそのあわてぶりが目立ちますし、また人に何事も押し付けるという習性が抜けていないようです。やはり、宰相の器ではない。
 しかし、このような宰相を日本人は抱えたのですから、我慢しながら最大の効果が出るようにしていかなくてはなりません。私は火曜日から、行政機能が失われた市町村に対して、どんな法的支援が出来るのか、それに代わる機構と指揮命令権をどうするかの勉強と作業に入ります。