トップの役割

2011年02月10日

 昨日は党首討論でした。菅総理と谷垣総裁、公明党の山口代表が論戦を戦わせました。一定の議席を要する政党の代表が討論するもので、共産党やみんなの党、社民党は入れません。本来なら毎週実施するということで始まったのですが、与党がいつも逃げて今回菅総理になり初めての開催でした。
 間近で聞いていましたが菅総理という人は、あるべき姿や結論を出そうとしない、ということが分かりました。これまで少数野党という立場で政界を渡り歩いてきた習い性でしょうか、理屈は長けていますが結論がない。相手をいかに言い負かすかだけで、あふれ出るような理想や信念が感じられません。これでは日本の総理を長くやらせるわけには行かない、と確信しました。
 言葉も不用意です。総理の一言でロシアも強硬姿勢に転じました。国内政治には結論を出せない、米中ロに見限られる。一体今後どうするつもりでしょうか。トップとしての役割が果たせていません。