政治家としての筋を立てることも必要
2011年01月21日
東京での通常の生活パターンになってきました。朝6時に起きて、6時45分に宿舎を出て議員会館へ。そこで朝の1時間くらいブログや仕事の整理。その後自民党の各部会での勉強会と国会対策正副会議と続きます。今日も総務部会、農林水産部会に出席します。午後は熊本へ。阿蘇の小国で叙勲のお祝いと、お世話になった方がお亡くなりになられましたのでお悔やみに行き、最終便で東京に戻り、明日からの党大会関連行事に備えます。
それにしても小沢さんが政倫審に出席しないと言い、岡田幹事長がそれなら「法的拘束力がある証人喚問だ」と言い出し泥沼の対決です。ここで一気に「脱小沢」を計ろうという今の菅体制の作戦でしょう。
それは悪くはないし、小沢さんも往生際が悪いと感じます。
しかし、なんとなく今の菅さんのやり方や民主党の姿勢は人の道に外れていると思いませんか。確かに小沢問題は民主党の命取りになるかもしれない。しかしこれまで小沢さんをどれだけ頼りにしてきたか。出所を聞くと怖いので黙ってもらえるものをもらっていたはずです。選挙のときどれほどお世話になったか、そして民主党政権になった。
それなのに、小沢さんが強制起訴され小沢さんがいると自分たちの都合が悪くなる、支持率が上がらない、ということで首を切ろうとする、私はこんなカッコだけの態度や自分に都合の良い正義感は反対です。少なくとも人間の情、政治家としての筋の立て方というのがあるだろう、と思います。たとえどんな悪人だろうと一時期お世話になったのであるならそれなりの待遇や立場を考えてあげなくては、人の道に反している。
私が菅さんや岡田さんだったら、小沢さんと二人きりでとことん話す。そして「小沢さんあなたは私たちが絶対、命を懸けて守る。約束する。その仁義は貫く安心して欲しい。その代わりしばらく離党なり活動自粛をして欲しい」とやっぱり小沢さんを守りますね。
結局小沢さんが怖いだけではないか。怖いものを早く遠ざけるだけではないのか。
こんな人たちが政治をやっていれば、アメリカから将来バラ色の夢を与える仕組みを提言されたとき、今までの日本の仕組みは良くないと、すぐに日本人や日本の仕組みを切り捨ててしまう、そんな政治になるだけではないんですかね。人間味のないところに人間味のある政治は出来ない。