民主党・本当に危機を分かっているんだろうか

2010年12月07日

 臨時国会は終わりましたが、今週は残された勉強会や各種セミナー、党の政策会議などがあり東京です。

 昨日の菅総理の記者会見を見ましたが、およそ総理の会見とは思えません。覇気もないし何より国に対する構想や危機感が感じられません。問題は全て先送りの状態です。

 子ども手当の財源を探すのに四苦八苦、岡田幹事長の中国訪問も断られ、民主党の政策部門会議からは自民党を上回るような族議員的要望が勝手に出されています。つまり財源や方法論は考えず、やはり国民にの耳に心地よいことばかり並べている。政権担当政党としての責任感と自覚が感じられません。

 消費税の問題は前面に出すべきです。日本のあるべき姿を考えれば、あんなに簡単にTPPなど出せなかったはずです。全てがちぐはぐ、そして政治や政策のバランスが崩れています。日本の危機です。それが分かっていないところが深刻です。みんな坂本竜馬気分。気分で政治は出来ません。

 自民党は来年の国会までには国のあるべき姿や財源論、教育、農林水産業、地方自治制度などを提示しなくてはなりません。良いことばかり並べても仕方ありません。みんな少し窮屈でも、国を少しずつ前に動かしていくという姿に慣れなくてはなりません。そのための私たちの勉強会が続きます。