日本の正念場
2010年11月04日
一昨日の夜熊本に帰り、3日は文化の日でしたので地域のお祭りや文化祭行事、集会に出て昨日の午後上京しました。3箇所の会場に行っただけですけれど、皆さんの「日本はどうなるの」という反応がすごい。
北方領土の一つ、国後島をロシアのメドベージェフ大統領が訪問したことは、先の中国の日本への強行もからみ、日本の東アジアにおける弱体化を皆さんが感じておられました。
また環太平洋戦略的経済連携・TPPについても突然出てきた言葉にもかかわらず皆さんの認識度は高く、農業がどうなるのか、ふるさとが崩れはしないのか、という不安感で一杯でした。辻立ちもしましたが反応は数多く返ってきました。
これも、現在の政権が日本の明確な姿勢、あるべき国の姿を示せないためです。国民は攻められるばかりで、不安に陥るのは当然です。
ここはわが国がどんな国であるべきか、そもそも論をしっかり提示しなくてはいけない。自分の政党が割れることばかり心配している向きがあるけれど、国が割れたり崩壊してしまったら実も蓋もありません。自民党も一緒です。「財政健全化法を」出しておきながら、消費税の引き上げにつながり野党協力を得られない、ということで及び腰になっていますが、この法案が今必要と思うなら腹を決めて主張し国のあり方を主張すべき、です。