小沢一郎問題
2010年10月05日
小沢一郎衆議院議員が強制起訴されることになりました。今後裁判で、土地購入問題について争うことになります。
それにしても、もう何回小沢一郎という政治家は「政治とカネ」の問題で世間を騒がしたことでしょう。田中角栄元総理、金丸信元自民党副総裁らの秘蔵っ子として育ってきた出自からするとそれも当然かもしれません。しかし強い結束を誇る小沢軍団を持つことでそれを政治力に変え、これまで幾多の試練を乗り越えてきました。
しかし軍団を持つということはカネが必要です。小沢親藩、小沢チルドレンといわれる人たちは、小沢さんの政治信念に惹かれるということもあるだろうけど、大半は金銭面で世話になっているということです。地方の政治ボスは私の経験からすると、そのつながりのほとんどがカネでした。国政も同じことです。
田中角栄亡き後の自民党は、それを派閥や各グループの親分、党から配分される政党交付金の一部の配分金、そして自らのパーティで政治資金をまかなっていましたが、民主党はクリーン政治を標榜していますのでそのカネの部分を小沢さんに押し付けていたというのが実情ではないでしょうか。
今回の民主党代表選挙で小沢さんを応援した小沢チルドレンといわれる人たち、また小沢さんの腹心といわれる人たちは小沢さんと同様です。胸に手を当てて考えて下さい。小沢さんからカネをもらっていませんか。よく考えてみて下さい。その金がどんな金か、どこから生まれた金なのか、それを考えると恐ろしくなるのでそこは素通りしませんでしたか。
難しいことですが「武士は食わねど高楊枝」の精神は必要です。