総理の会合出席の結果は
2010年10月04日
本来なら昨夜上京のところですが、菅総理が急きょASEM(アジア欧州会合)に出席することになり、国会は代表質問が予定よりずれ込み月曜日に国会対策委員会が開催されなくなったために、本日月曜日の上京となりました。
アジアやヨーロッパ各国に対して今回の中国漁船の衝突事件ついての説明と領土問題に対するアピールをするためということです。しかし、中国人を釈放した後、全てが済んでしまってから何を説明するつもりなんだろうと思います。更に領土問題についても、各国はそれは日本と中国の問題としか捉えないでしょう。例えばイギリスとフランスが領土問題で争っているとして、両国が日本に対して「あれは自分の領土だ」と説明しても日本としてはなんら返す言葉が無いのと一緒です。
わざわざ行くくらいなら、中国人船長を拘留しておいて、それに対する中国側の圧力が正当かどうかを各国に判断させるくらいの演説をしにいったら世界にアピールできたと思うんですが、これでは敗者が決まった後の遠吠えと一緒です。
しかしどんな演説と説明を総理がされるか注目します。中途半端の説明なら恥の上塗りです。