お茶の世界も大変

2010年09月14日

 昨日は自民党果樹野菜部会(山田俊男部会長=参議院議員、坂本、柴山昌彦=埼玉)3人で静岡県にお茶の視察に行きました。
 お茶の価格が低落していること、ペットボトルお茶の出現で子供たちが茶葉(リーフ)を煎じて飲むお茶ができる、ということ自体を知らない、などわが国の伝統的な飲み物や文化に危機が迫っているため前国会で「茶業振興法」を提出しましたが、民主党が国会を強引に閉会したため廃案になりました。このためもう一度10月の国会でこの法案を提出するために、現地の声を聞きに行きました。

 やはり現場を歩くことは大事です。知らないことも出てきました。茶価格低迷は生産過剰や需要減に伴うもので、生産調整が必要かどうか難しいところですが意欲を欠かさないためにも調整には手をつけないことにしています。しかしお茶の需要は他の飲料の進出もあり今後も余り期待はできません。しかし輸出は好調で海外に向けてのPRも必要になって来ます。

 リーフ茶の頭打ちから、抹茶を商品化して、粉を溶かして簡単にしのめるお茶を何種類か開発している工場に行きました。ココアやコーヒー感覚で若者に飲んで欲しい、と考え作ったものですがこれが若者ではなく高齢者に受けて全国販売になっているということでした。 

 簡単・簡易というのは高齢者が求めていることだった、と改めて商品がどの世代にヒットするか分からない、と社長は言っておられました。日帰り視察。月末は静岡に次ぐ生産地鹿児島に行きます。