宗教・生きることの難しさ

2010年04月27日

 昨日は朝九時の飛行機で上京しました。東京都内にある宗教関係団体の事務局を回るためです。というのも自民党の中で、社会教育団体と宗教団体をお世話する担当になっています。皆さんのさまざまなご意見を聞きまた、自民党に対するこれまで以上の協力をお願いするためです。
 回ってみて、こんなに宗教があるのかとびっくりしました。新宗教団体連合会、というのがありますが、ここに加盟されている宗教団体は100を超えます。信者さんが数十万人のところから千人台のところまでその規模はさまざまですが、信者の方は本当に熱心に信仰され、その度合いはどの宗教も変わりませんのでやはり宗教の持つ意味合いは大きい。
 仏教関係が集まっている団体にも行きました。こちらも真言宗や日蓮宗などの中に、またさまざまな宗派があり、その教えは微妙に違います。宗教の違いと同時に宗派の違いも知らなくてはなりません。
 神社庁にも行きましたが、こちらはさすがに一本です。しかし、伊勢神宮系統、出雲神社系統などその系譜をたどればまた分かれてきます。
 色々な宗派に分かれる、また新しい宗教が誕生するのは、さまざまな理由からでしょうが、そこに熱心な信者さんがおられるという事は、やはり生きるに当たって、どんな教えであれ、宗教が重要な役割を果たしている、ということです。生きること、生活することはそれほど難しいことを証明しています。
 一回りするのに、この3つだけでも3時間ほどかかりました。入念に回れば相当な日数がかかるのでしょう。帰って担当者からもっと、宗教についての講義を受けることにしました。
 今日は初めての衆議院本会議での代表質問です。先輩の配慮で壇上に立たせていただくことになりました。宗教団体回りから帰って、秘書、自民党職員を交えて、私が作成した原稿に手を入れる作業に追われました。質問内容は放送法の改正案について、質問の相手は原口総務大臣。質問時間は15分です。