けんかが出来るのだろうか

2010年04月02日

 昨日・今日と、自民党の全議員懇談会が開催されました。民主党の支持率が下がっているのに、自民党の支持率が上がらない。危機感を持った中堅若手の要望によって開催されたものです。
 さまざまな意見が出ました。私も意見を二日間にわたって述べました。昨日は「今の執行部、物事を処理するときにあまりにも落としどころを探ったり、みんなが傷つかないようにする旧来のやり方に固執しすぎる。それが国民への自民党は変わったというメッセージを阻害していることにつながっている。今は野党で非常時だ。もっと端的に結論から出したほうがいい。それでないとこれまでと同じ自民党でしかない」
 きょうは「あと100日しかない。短期決戦である。国民はこのまま民主党の政策を続けて行ったら日本がつぶれることを知っている。ねじれをおこし、それにストップをかけることが今回の選挙の意義だ。ストップ・ザ・独裁、ストップ・ザ・財政破綻、ストップ・ザ・金と政治、ストップ・ザ・バラマキ、ストップ・ザ・外交混乱、というステッカーをつくり、国民とともに日本の破綻を防ぐ雰囲気をつくり上げていこう」と発言しました。
 この後来週は、都道府県の幹事長に集まってもらい、意見を聞くそうです。その後、若返りを図った自民党刷新に期待します。
 しかし、総裁、幹事長を見ていると私たちが感じる危機感を本当に持っておられるのだろうかとも思います。来週が全てですが、どうもけんかをこれまでやったことがない人に、けんかをやれと言っているようで心もとない。本当に乾坤一擲の勝負が出来るのだろうか、とも思います。足して二で割ったような折衷案だけは出してほしくない。