再起への道のり
2009年09月10日
自民党の両院議員総会に私は出席していて、いろんなことが公開の場で、全員参加のもとに決められたので、まずまずのスタートと感じたのですが、マスコミの見方は違うようです。ドタバタで結局何も決められなかった、自民党の狼狽ぶりをさらけ出した、という報道が主でした。
これはマスコミの形にはまった報道です。あの場で総括やいろんな意見を集約できるはずがありません。精一杯のことで、あまり報道に振り回される必要はありません。しかし、執行部がしっかりした方針を持っていなかったことは事実です。それもみんな辞表を出しているので仕方ないのかもしれません。
大切なことは、「再起に燃えるものが中心となって今後の方針を決めていくことです」。しかし、再起の道はそんなに生易しいことではありません。野党生活がどんなに厳しいものか肌で感じている人は少ない。よほどの入念な準備と計画が必要です。
まず、①一人ひとりが反省すること。本当にみんなの意見を聞いてそれを何とかしようという使命感に燃えていたのかどうか、②その上に立って既存の政策に対して反論するところは反論するような確固としたものがあったのか、③自民党という保守がどんな政党であり何を大切にしていかなくてはいけないか、④自民党の中での意見集約や政策を決める仕組みを改めて組みなおしていかなくてはならない-などを順を追ってひも解き実行していかなくてはなりません。息の長い取り組みです。これまで数十年にわたって政権政党として存在した政党です。その間にいろんな垢(あか)もたまっています。これを払いのけ、よりあるべき姿に直していくのは容易ではありません。
しかしやります。私自身も自分の行動を見つめなおして、自民党再生のためにひと肌もふた肌も脱ぎ汗をかきます。必ず生まれ変わり政権を再び取る。その気概でやります。新しい目標ができました。再起動です。