解散間近

2009年07月01日

 昨日は、「みんな一致結束してこの難局を乗り切ろう」と考える14人の自民党国会議員が集まり意見交換をしました。「確かに麻生総理には幻滅を感じることもある。しかし、ここは自分たちで選んだ総理である。みんなで協力して行こうではないか」ということで話は進みました。名前も「結束の会」と決め、今後多くの皆さんに呼びかけていくことになりました。

 夜は議員仲間と会食をともにしました。その議員によると、世論調査では民主党が過半数を上回る勢いのようです。民主党の鼻息が荒いはずです。マスコミや世論の動向を見ていると実際にそうなるかもしれません。

 しかし仮に今回過半数以上民主党が獲得したにしても、それは風です。風がやんだ時次に出てくる考えはどうやって風を起こすかでしかありません。それは党首の顔を買えたり、サプライズ人事をしたり国民の目先を変え次につながる期待を国民に抱かせる手法でしかありません。このことは本物の政治ではありません。そのうちに政治そのものが劣化をしていきます。

 政治はまず選挙。そのためにはたゆまぬ有権者の方との接触、そして時代を見る確かな視点、また困った人たちに心を寄せる政治家としての気持ち、こういうものが折り重なって初めて、選挙が本物の政治を生み出していくものと考えます。時間がかかります。インスタントの選挙や政治は深みも、思いやりもありません。

 ここは民主党が何百議席と獲得しようとも、本物の政治をつくるためにしっかりと皆さんと手を組んで、お互いの気持ちと政治への思いを確かめながら進むことが一番大切。そうでなくては選挙に出た意味がありません。