2005年06月27日

地元に帰ると「雨」の大切さというのを実感させられます。
東京にいると、少々雨が降らなくてもビルに囲まれていますし、ビルの中は快適な温度ですので「雨」の大切さがわかりません。
しかし、地元に帰ると白川がカラカラです。田んぼの水が足りないと訴える人も多く、土地改良組合がてんてこまいです。
そこで、井手(農業用水路)の方にあまり水を流すと、今度は白川漁協の方が怒ります。
誘致企業は地下水をとっていますのでこちらも心配。同時に下流域の熊本市内も水不足、地下水不足になって来ます。
6月26日の日曜日は、恵みの雨が降りました。白川もやっと水量が増え、水田も久々に潤っていました。やはり、地元に帰ると自然といかに共存共生しているかというのが肌で感じられます。
本当は、東京も同じように自然との共生が大切なのでしょうが、それが身をもって感じられないというところが問題です。
心をもっと広く、深く、潤いを持って自然に敏感にならなければと感じました。
6月26日は恵みの雨でしたが、52年前、昭和28年6月26日は白川の大水害でした。昨夜はその被害が最も大きかった私の地元の戸次地区で地域の元区長さんたちとの会合でした。
私は、当時の様子は覚えていませんでしたが、みなさん70歳以上の方ばかりです。
当時、濁流がうずまく夜の大水害の様子を振り返りながら、その猛威を聞きました。
恵みの雨も自然の力でいつ大災害の大雨になるかもわかりません。自然と付き合っていくことの難しさを感じます。